欲望と愛情のなれの果て

必死に性欲を押し込める少年の気持ちを知った。
他人の体温の温かさってこんなにも特別だったんだ。
好きよ好きよと繰り返しても、どうしようもなかった。
そんなことはとうの昔に解っていたけど。
人の心を割り切るなんて無理だから。
世界に、自分に、流れ流されて私は進む。